読書

死ぬほど読めて忘れない 高速読書

今まで読書をしなさいと何度も言われてきて何もしなかった私が読書の大切さに気付き、読書を始めました。そんな時せっかく読書をするのであればもっと効率的に自分の知識を増やし成長に繋げていきたいと思いこの本を手にしました。

読書が大切な理由とは

読書は大切とは聞くけど何が良いのか?こんな疑問を持つ人は多いのではないでしょうか?私もそんな考えを持つ一人でした。しかし読書量と年収が比率するという考えまであるのです。では読書が私たちにもたらす物は何かを見ていきましょう。

  • 知識が増える
  • ストレスの解消
  • 想像力が向上する
  • 語彙力がアップする
  • 色々な話題に触れる事ができる
  • 文章力がつく
  • 様々な人の考え方、言葉に触れる事ができる
  • 読解力がアップする
  • 教養が磨かれる
  • 取捨選択する力がつく
  • etc…

この様に読書には様々なメリットがあるのです。ではそのメリットを享受するために効果的な読書方法はないのでしょうか?あるものならぜひとも取り入れていきたいと思いませんか?

高速読書の実践方法

☆イメージは書店での立ち読みのイメージで!

1冊200ページ程の本から自分に必要な情報を得ていく目的の読書です。

読書の目的、本から何を学びたいかを明確にする

自分が何故その本を手に取ったのかを考えてみて下さい。手に取った本から一体自分がどのような知識を得たいのか、どんな答えを探しているのか。その目的意識を読書の前にも持つ事が非常に大切です。なぜなら本の中の知識、一言一句を頭の中に詰め込む事が大切ではないからです。その目的を明確にもつ事によって脳が自分にとって有益な情報であるかどうか無意識に大切な情報をピックアップしてくれるようになるといいます。自分の脳が学びを得るための検索エンジンになるのです!

読書の時間配分

パターン①

☆1冊を3回、時間をあけて集中して読む

集中して読むのが得意な人に向いている方法

「トータル読書時間:30分」毎回異なった場所で読むのがベスト!

1回目=15分 全ページ読む。重要ページにはドックイヤーをつける

2回目=10分 ドックイヤーのページを読む。重要箇所に青ペンでメモをする

3回目=5分 青ペンの入ったページを読む

 

パターン②

☆1章読み終えたら、もういちど1章読む

☆章ごとに2回ずつ読み、3回目は通して読む

集中して読むのが苦手な方、難しめの本を読むのに向いている方法

「トータル読書時間:30分」 5章立ての本の場合

第1章=1回目の読み(3分)→2回目の読み(2分)

第2章=1回目の読み(3分)→2回目の読み(2分)

これを第5章まで繰り返し行う。

最後は全てを通しで読む(5分)

人間が集中う出来る時間は15分という事でこの15分間に最大の効果を発揮させる事が目的でもあります。自分のペースに合わせこの2パターンのどちらか自分に合った方法で読んでいきましょう。

とは言えそもそも1冊を15分で読み切るなんてことが出来るのでしょうか?それを可能にするためには「ロケットスタートリーディング」と「漢字だけ読む」この2つを駆使していきましょう。

「ロケットスタートリーディング」

ロケットスタートリーディングとは制限時間を設ける事で脳の動きを最大限に引き出す方法です。この読書法には「集中力」が必要不可欠な要素としてあります。目の前にタイマーをセットすることで、強制的に集中力を高める事が出来るのです。私の経験ではありますが、空手の試合は1試合2分~3分程度です。この制限時間の中で勝負をしていくのですがこの時間の集中力は非常に高いもので、その試合中に怪我をしたとしても痛みすら感じない事もありました。もちろん試合が終われば痛みにのたうち回ります…1日数時間ある普段の練習からは想像もつかない集中力を発揮していることが分かります。仕事でも、学校の宿題もそうです。3日後の期限の物は何となく後回しにしてダラダラとしてしまいますが、そんなことをしているうちに提出期限が迫り、物の数分で一気に集中して終わらせてしまった経験はありませんか?私達は期限を切り目の前に迫ることで高い集中力を発揮する事が出来るのです。この集中力を最大限に発揮するための方法が「ロケットスタートリーディング」なのです。

「漢字だけ読む」

いくら集中力を最大限に発揮したとしても一言一句全てを読んでいては200ページを15分で読むことは困難です。ではどの様に読み進めていけば読書のスピードが速くすること出来るのか。その方法が「漢字だけ読む」という方法です。脳科学的には漢字だけですべてを理解できるように訓練すれば、本はあっという間に読めてしまうというのです。文字が平等に意味を成している、というこれまでの常識をちょっと頭から外して、ほとんどの平仮名がなくても意味が理解できると考えて読めば、それだけ本の文字数は大幅に減り、早く読めるようになるのです。ここまで聞くと極端と思うかもしれませんが、ほとんどの平仮名は漢字の前後に配置されているのを一瞬で捉えて、感覚的に理解しているに過ぎないといいます。私も実践してみましたが、確かに漢字を追って読んでいくことで自然にその漢字の前後に配置されている平仮名を理解しているという感覚を持つようになりました。

高速読書を成功させる効果とは

「分散効果」

集中的に学習を行う「集中学習」よりも、休憩を取って繰り返し学習を行う「分散学習」の方がよく記憶できる―― 心理学ではこれを「分散効果」と呼びます。あなたも学校のテストの前日に徹夜をして一気に頭に叩き込みテストに臨んだ事はありませんか?基本的に私もこのタイプでした。2011年の理化学研究所の研究によるとマウスの眼球運動を測定する手法を使って、集中学習(一夜漬け学習)と分散学習(適当な休息を入れる学習)の記憶が、脳のどの部位で保持されているかを調査。実験の結果から、学習で得た記憶がどのように長期記憶として保持されるのかが、分子レベルで明らかになったという報告のされているのです。1日3日に分け、集中して読み進める事によって効率的に本の内容を理解し記憶していくことが出来るのです。

「エピソード記憶」

これは3回目のリーディング、青ペンでメモする時に活用すると良い方法です。エピソード記憶とは、「個人が経験した出来事に関する記憶」で、例えば、昨日の夕食をどこで誰と何を食べたかというような記憶です。エピソード記憶は、なにを経験したかに加えて、出来事を経験したときのその他の情報、時間・感情・体調・等々と一緒に記憶している事です。このエピソード記憶はただ覚えようとるだけよりも記憶に残りやすいとされてるのです。読書をしながら、ただただ重要箇所を書き出すのではく自分の思ったこと、感情を書き出していくことでエピソード記憶に繋がり、より記憶に残り易いものになっていくのです。

アウトプット

読書方法を身に着け、多くの本を読んだとしてもただ多くの本を読む事だけが目的になってしまっては自分自身が成長していくことはできません。インプットしたものをアウトプットすることが大切です。まずは自分が読んだ本から何を得たのかをノートなどに書き出していくのも良いかもしれません。そこから自分の生活に得た知識をどうやって取り入れていくか、どの様に実行していくのかを纏め、少しでも具体的にリストにしていきます。そうすることでこれから自分のやっていくことが明確になり行動することの指針になっていくのです。後は行動あるのみです!1冊読んで1つでも前に進んでみる、また1冊読んで進んでみる。小さな積み重ねかもしれませんが、振り返ったときに大きな成長に繋がっているかもしれません。

まとめ

私が読書を始めたきっかけは自分自身を成長させていこうという一心からでした。しかし、今まで読書などしてこなかった私はまずは読書の方法を学ぼうという事思いからこの本を手にしました。様々な読書術があるなかでこの本に出合えた事が私にとって大きな出会いであったと思います。ぜひ皆さんも様々な本を手に取って下さい!